新卒の後輩を指導するときのTips

 2~5年目ぐらいの社員が経験するであろう仕事に新卒の教育があります。僕はそこそこ経験してきたので、Tips的なものを書きます。職場によって様々だと思いますが、何か1つでも役に立つものがあれば嬉しいです。

パフォーマンスを出してお給料が貰えることを身を以て示す

 いきなりですが、お給料は週5で1日8時間座っていたり、その会社で雇われていたりすれば貰えるものではありません。本来、お給料というものは「所属している組織の役にたって初めて貰えるもの」です。この事実を自身の仕事っぷりで示しましょう。僕は新卒のころ「仕事に対する姿勢がなってない」とよく先輩に怒られて、「姿勢って何よ」と思ってたのですが、後々こういうことなんだなって気付きました。

心理的安全性を確保してあげる

 上司と教育担当の違いの1つに評価をするかしないか、というのがあると思います。Facebookでは「仕事楽しい、今日も頑張る!」と投稿する一方で、Twitterで「仕事クソほどめんどい、辞めたい」とツイートする人がいるように、人間は表に見せる感情以外にいろんな感情を抱えています。特に、新人の場合は全員が初めましてで、仕事も初めてなので、普通の人以上に抱えているでしょう。そこで「評価をする立場ではない」ことを生かして、寄り添ってあげましょう。きっといろんな話をしてくれるはずです。

周囲との翻訳をしてあげる

 配属されたときから報連相が完璧で、全ての質問が的確で、会議で飛び交っている用語もばっちり、というような超絶新人は滅多にいません。なので、いろいろつたなくても怒らずに、優しく指摘するか、さりげなく言い換えてあげることで、後輩に「次からこう言えばいいのか」と教えてあげましょう。また、後輩が貴方以外の方と関わりながら仕事をするとき、後輩の味方につきながら、二者間の翻訳をしてあげましょう。

後輩の成果物の全てに責任を持つ

 「担当したものは本人の責任だし、組織的には上司の責任になる」のはその通りだと思いますが、後輩の成果物の全てに責任を持つぐらいのつもりで見ましょう。そうすることで、後輩に「見てもらっている安心感」と「見られている緊張感」を同時に提供できてお得です。端的に書くと、後輩を自分の庇護下に置きましょう。これは将来貴方がもっと偉くなり、上司という立場に立つための訓練でもあります。

自分のミスを隠そうとしない

 後輩を指導する立ち場であっても、完璧な人間ではないので、仕事でミスすることもあると思います。もし貴方がミスをした場合、変に隠すようなことは辞めましょう。後輩からすれば「先輩が仕事でミスしたけど、先輩は自分にミスしたことを知られたくないと思っている」という風に見え、良く分からないところ気を使うことになります。そもそも、なぜミスを隠したいのかというと、「後輩から凄いと思われたい(ミスによって凄さが毀損される)」からだと思いますが、普段の仕事できちんとパフォーマンスを出していれば、多少ミスしたところで「先輩は無能」だなんて思われないので「失敗しちゃった、てへぺろ。」ぐらいの感じでいるほうが、良いです。

 

 先日、面倒くさいおじさんになりかけたのですが、ギリギリ回避しました。Twitterでも仲良くしてもらえると嬉しいです。

それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ