レビュイーとして気をつけたいポイント

 レビュイーとして臨むレビュー。いろんな人にボコボコにされるイメージしかありません。特に若手の方は苦手なのではないでしょうか。残念ながら「これをすれば苦手意識が消える!」というような魔法はありませんが、ここらへんに気をつければ多少はマシになるんじゃない?というtipsはあるので書き連ねます。

自分に責任があることを意識する

 仕事中の成果物は会社のものですし、部下の失敗は上司の責任という言葉もあります。なので、成果物の責任は会社や上司にあるという主張は100%間違いであるとは思わないのですが、「成果物の責任は自分にはない」という気持ちでレビューに挑むのは辞めましょう。その気持ちが発言や態度に現れます。レビューする側は気持ちよくありません。

完璧なものをもっていく

 「微妙だけど、レビュアーが指摘してくれるから、一旦レビューしてもらおう」というような品質のものをレビューに持っていくのは辞めましょう。レビュアーに対して失礼です。最終的に何かしら指摘をされるとしても、自分の中で100点のものを持っていくべきです。「手戻りがあると勿体ないし、60点でも良いから持ってきて良い」というような文化が形成されていればこの限りではありません。

レビューの目的を忘れない

 レビューの目的は「手戻りをなくす」「組織/会社として対外/顧客に提示してよいと判を押す」等々ありますが、ざっくりまとめると「品質を向上/担保する」ことです。レビュアーがレビュイーを虐める会ではありません。なので、ちゃんとしていれば、過度に恐れる必要はありません。まぁ「ちゃんとする」ってのが難しいのですが。

指摘はその場で修正する/メモする

 人間は忘れる生き物です。受けた指摘はその場で修正するか、修正に時間がかかりそうな場合は直接メモ、吹き出し、別途テキストに書き起こす等、対応が漏れないようにしましょう。「これ、前のレビューで指摘したけど、直ってないね…」という所があるとお葬式みたいな雰囲気になります。

同じような指摘を受けないように工夫する

 毎回、同じ製品/書類を作るわけではないので、考えるべきことも最終成果物も変わるのですが、受けた指摘で次に使えるものは使いましょう。今、担当している個別具体の案件で指摘された内容を抽象化し、次に担当する個別具体に活かす、というようなイメージです。めちゃくちゃ優秀だった後輩はこの具体と抽象の往復が凄い上手でした。嫉妬。

 

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それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ