頑張らないとダメっていうのを自分に言い聞かせる記事

 人間の寿命が企業の寿命より長くなったみたいなことが言われ始めて10年ぐらいが経つ気がします。誰かを煽りたい、みたいな意図はなく、「便利な世の中だけど、なんとなく不安だよね、どうしようねー」みたいなのをポチポチ書いていく記事です。結論は「頑張るしかないよね」というごくごく当たり前な感じなのですが、あたりまえであることを確認する作業も大事だと思って書きます。

そもそも何が不安なのか

 幸福の「資本」論という僕の好きな本があって、すごい端的にまとめると、『幸福は「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」の上に成り立っている。』というようなことが書かれいてます。「金融資産」はお金や株式、「人的資本」は市場から対価を得られるような自分の労働力、「社会資本」は家族・友達です。

 最悪のケースを許容できている人というのはとても強くて、「死んだら死んだ」や「失職してお金がなくなったら生活保護頼ればいいや(そして生活保護で十分だ)」って思える人には不安は無いと思います。我々が不安なのは、「何かあったとき、現状の生活レベルを落とす必要があるのではないか」というところにあるのではないでしょうか。

 何が言いたいかというと、結局「お金」が大事で、「一生安泰だ」って言えるぐらいの「金融資産」がない我々は「人的資本」が大事ですよねってことです。当たり前だけど、この確認作業は大事な気がしています。 

タグ+ポジション

 コンスタントにお金を稼ごうと思ったら、「自分が他者に貢献出来ることを増やし、貢献できることを世に知らしめる(そして引く手数多な状態にしておく)」必要があります。具体的な行動に落とし込むとこんな感じ。

  • タグをつける
    いろんな能力や知識を習得する
  • ポジションをとる
    いろんな人に「あの人は○○な/××に詳しい人だ」って認知してもらう
    ※「SNSを駆使して全世界へ!」みたいな感じじゃなくても、社内や知人に知ってもらうだけでも凄いです

 意識が高い感じになりましたが、不安を消すためには結局これしかないのかな、なんて思います。

凡人は頑張らないといけない

 普段僕たちは意識していませんが、実は市場から「貴方は何が出来るの?貴方はどう役に立つの?」って聞かれ続けています。普段僕たちが意識しなくていいのは市場が優しいからです。特別な能力がなくても、普通に就職出来て、仕事は取ってこなくても会社(上司)が「これやって」って言ってくれる。そして定期的に口座に給与を振り込んでくれる。これにはこれの良いところがあるのですが、この優しさに甘えていると、何かあったときに痛い目を見ます。つらたん。 

 なので、普段から「僕はこれが出来ます!」っていうのを整理し、アピールする必要があります。でね、凡人にとってはこれがとてもしんどいのです。なぜなら、凡人だからアピールするものがないのです。アピールするものを手に入れたかったら、頑張らないといけないのです。そうです、頑張らないといけないのです。自戒。

 

 複雑怪奇な世の中ですが、個人にスポットライトを当てると、我々は「見たい光景を見る」「食べたいものを食べる」「一緒に居たい人といる」というようなことを通して、感じたい感情を感じ、自分の人生の納得感を高めるために頑張ってるのかな、なんて思います。

それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ