少し前に「金儲けのレシピ」という本を読みました。その本にハッとさせられる文章があったので、それについて書いてみる回です。
要は金が稼げればいいだけなのである。エクセルでうまく計算ができたり、パワーポイントでキレイなプレゼン資料を作れたり、英語ができたりする必要性は、本質的な仕事の能力とは全く関係ないのだ。
世にあるビジネス書は「仕事術」にフォーカスされているが、真の「仕事術」とは「金儲け術」であるべきなのであり、金儲けこそが最強、最高のビジネススキルと考えられるのである。
「お金を稼ぐためにはお金を稼げ!」とループしているような表現ですが、確かにそうだなと思いまして。
お金を稼ぐまでの距離の話
何にハッとしたかというと、「お金を稼ぐまでの距離があるな」という話です。ここでの「お金を稼ぐ」とは「定期的に収入が入ってくる」ではなく「自分の努力に対して、どれだけ収入の変化があるか」という意味です。また、「距離」とはお金を得るまでにどれだけの変数や関係者があるかということです。
サラリーマンは辛い話
さて、上で定義した「お金を稼ぐまでの距離」で具体例を見ていきましょう。
お金を稼ぐまでの距離近い例
- もらえるかどうかはさておき、誰かに直接「お金をください!」っていう
- 会社の売上の大部分が自分のものになる創業社長
お金を稼ぐまでの距離遠い例
- 年功序列で、半年に1回の評価を受けて、社内の給与テーブルをもとに給与が決まっているサラリーマン
資格取得はコスパが悪い説
「年収アップのために資格を勉強するぜ!」という人がいます。その心意気は立派だし、尊敬するのですが、上に書いた「お金を稼ぐまでの距離」という意味では遠いのかなと思います。「webページを作ってお金を稼ぐためにプログラミングを勉強している人」と比較して考えてみましょう。
資格取得を頑張るサラリーマン
資格を取るために勉強する
→仕事のアウトプットが良くなる
→上司の評価があがる
→給与があがる
webページを作ってお金を稼ぐためにプログラミングを勉強している人
プログラミングを勉強する
→ホームページを作れるようになる
→受注できる
サラリーマンの方がお金にたどり着くまでに1工程遠いことが分かります。
また、「お金を稼ぐまでの距離」の話ではないですが、資格取得のためには直接業務に必要のないものも勉強しないと行けないのに対し、後者のプログラミングを勉強する人はwebページを作るための必要十分な知識を習得すれば良くて、そこでも差がありそうです。
なので、業務独占資格以外の資格のコスパは悪いのかな、なんて思います。とはいえ、我々はその資格取得よりもコスパの良い方法がなかなか見つからないので、資格のお勉強をしているのかもしれません。
サラリーマンとお金までの距離
ということで、なんかサラリーマンってお金までの距離が遠くて辛いよね、みたいな記事になっちゃったのですが、距離が遠いにせよ、安定的にお給料が貰えたり、最終的には能力と給与は見合うようになる*1ので、悪くない選択肢なのかな、というところで自分を納得させているこの頃🙄
それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ
*1:所属する会社に寄ります