年功序列と実力主義について考える

 会社を選ぶ際に気になる要素の1つに、その会社が年功序列実力主義かというものがあります。と、書きはしましたが、僕は完全な年功序列というのはないと思っていて、というのも、全員が社長や部長にはなれないからです。つまり、年功序列と言われている会社であっても、どこかのタイミングで実力主義的な要素は入ってきます。逆に完全な実力主義もないと思っていて、no  valueであっても最低賃金分は出さないといけないと思います。

 

 なので、考えるべきは「この会社は年功序列なのか、実力主義なのか」という0か1か、みたいな話ではなく、

  • 仕事が出来ない社員であったとして、どこまで出世することができるか
  • 仕事が出来ない社員であったとして、何年目までは同期と給与が同じか

というような観点で見るべきなのかなと。

 

 一例ですが、実力主義と呼ばれる会社は、

  • 仕事が出来なければ、ランクは新卒のまま
  • 仕事が出来なければ、1年目の給与のまま
    ※会社によっては下がるところもあるそうです

で、年功序列と呼ばれる会社は、

  • 仕事が出来なくても、管理職にはなることはできる
  • 仕事が出来なくても、10年目ぐらいまでは横並びに給与が増えていく

というようなイメージです。

 

 「仕事の出来ない人の給料は会社ではなく、仕事の出来る人が払っている」というのは良く言ったもので、年功序列の色が強い、そこそこの給料を保証してくれる会社に入ったのであれば、自分が保証する立場になるかもしれません。実力主義の色が強い会社に入ったのであれば、能力に応じて給与は増えるけど、増えないかもしれません。

 

 それぞれのメリット・デメリットと自分の能力・自信・その他の環境等々を比較して考えるのが良いんじゃないっすかね、というのはありきたりな結論すぎるので、一旦は年功序列の会社に入って、その環境に満足できるのであれば、そのまま、思うところがあれば実力主義の会社に転職するのが良いのではないかな、と思います。

 

それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ