食いっぱぐれはないという目標

 父親が働いていた会社が倒産したり、父親が自己破産をしたり、住処としての実家が実家ではなくなりかけたりした過去があります。めちゃくちゃお金に苦しんだ、ってことは実はなくて、明日のご飯の心配をしたこともないのですが、その経験は僕の中では大きくて。

 

 就職活動では「食いっぱぐれない」こと、を主軸にいろんな企業にエントリーしていました。非情報系の大学院を出て、IT系に行くという、結構アホなことをしたのですが、「食いっぱぐれない」という意味では、この選択はめちゃくちゃ間違ってはいなかったのかなと思っています。現時点では。

 

 社会人経験でいうと10年も経ってないペーペーだけど、若手と呼ばれる歳でもなくなった今の状況を書き留めておく。

  • そもそも、日本には社会保障があるので、定職につけなくても、食いっぱぐれることはない
  • そこそこ貯金はしているので、この瞬間にクビになったとして、今の生活レベルを変えなければ5年は無収入でも生活できる
  • 収入保障の保険に入っているので、この瞬間にクビになったとして、今の生活レベルを変えなければ、上記の5年はもっと延ばせる
  • 良くない言い方だけど、「この人でも社会人として仕事出来ているなら僕でも大丈夫」って思える人をたくさん見てきた

 なので、一生安泰かって言われると、まだ不安なところはあるんだけど、まあそこそこ安定はしている状態なのかなーなんて思えるようになりました。

 

 人間の欲というのは尽きないもので、当初の目標である「食いっぱぐれない」が満たせるようになると、次の欲望を持ち始めます。お金のために働き、食べて寝て、それで生きてるって言えるのかな?それで人生満足なのか?みたいな。そんことをふわふわ思うこの頃。

 

それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ