目標に関する四方山話

 目標について書く回だよ。今の僕に無いものだよ。困っちゃうね。

社会人になるまでは一定の強制力がある目標がお上によって設定されていた

 子供のころは親に「勉強しろ」って言われたり。高校生のころは大学受験のために勉強したり。大学に入ったら入ったで、卒業のために単位をかき集めたり。

 面白くないし、それをしなかったら死ぬわけでもない。けど、みんなやってるし*1、そこにレールが敷かれてて、抜け出すほどに強い思いも権力も財力も能力もない。僕はこれをそこそこの強制力と呼んでいて、これは良くも悪くもあるなぁ、なんて思っています。

 でね、社会人になって、自分の食い扶持を稼げるようになると、「べつに目標を立てなくても普通に働いてお給料もらえるぞ?」ってなります。意識の高い会社は目標管理、なんて言うのがありますが、達成しなかったら首になる、みたいなことはありません。 せいぜい出世しない、ぐらいの話でしょう。もっと言えば、日本は「働きたくないでござる!」ってゴネまくればお金がもらえる素晴らしい国なのです。

目標を設定し、完遂するって難しい

 次は目標って設定するのも完遂するのも難しいよね、という話をします。

  1. 目標を設定することが難しい
    理由①:切り捨てる苦痛
     前回の記事とも重なるのですが、何か目標を設定してそれに向かって頑張ると決めるのは、それ以外のいろいろを頑張らない、と決めることでもあります。取捨選択には苦痛がつきまとうのです。
    理由②:頑張らないといけない
     理由①のところでさらっと『何か目標を設定してそれに向かって頑張ると決める』と書きましたが、目標を立てたらそれを達成するために『頑張らないと』いけないのです。頑張るのめんどくさいじゃん?立てないほうが波風立たなくていいじゃん?

  2. 完遂することが難しい
     仮に何か目標を決めて、それに向けて頑張ったとしましょう。それはこれまで生きてきた中で達成していないことで、何かしら難しいポイントがあるのでしょう。だから躓くこともあると思います。そこで我々は思うのです。「この目標、達成しなくても死なないよな。ここまで頑張る必要あるのかな」って。

それでも目標は立てたほうがいいんじゃないかな

 これだけあーだこーだ書いておいて、正反対のことを書くよ。

  1. 目標を立てずに生きるのはしんどい

     目標を全く立てない人生を送った人は分かると思うのだけど、全く立てない人生はそれでしんどいものです。最初の数ヶ月はのんびり出来る時間が増えて楽しく過ごせることでしょう。しかし、それが不思議なことに少しづつしんどくなっていきます。そして、目標を立てない期間が長くなれば長くなるほど、そのしんどさは増えていき、「なんでもいいから目標を立てたほうがしんどくないのでは?」って思うようになるのです。

     極論っぽくなりますが、簡潔に書くと、「目標を立てない人生」は「何もしない人生」で、「そんな人生って楽しいんだっけ?」ってどこかで気づくのです。*2

  2. 人生が加速する
     目標を立てるからには、それは普通に生きてて到達できることではないのでしょう。だって、普通に生きてて到達出来ることは目標って言わないから。普通に生きてたら到達できないところに立ててそれを達成するために頑張って初めて目標に価値が生まれるのです。それは自分で自分の人生を加速させてることを意味してて、とても良い感じがしませんか。

それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ

*1:アッシュの同調圧力なんていいますね

*2:「のんびり最高!」「目標を立てない人生最高!」って思えるならそれで良いと思います。