「お前はどうしたいんだ」を対策する

 若手がよく言われる言葉「お前はどうしたいんだ」。僕は社会に迎合してしまったので、今となっては「はいはい」という感じで対応出来る、といいますか、もはや言われることもないのですが、昔は良く言われていました。この言葉には3つぐらい罠があって、苦労してる人の参考になれば良いなと思って書きます。

【1つ目の罠】忖度しないといけない

 僕は過去にアサインされた案件に興味がもてなさすぎて、「お前はどうしたいんだ」って言われたときに「この案件に全く興味がないのでどうこうしたいという思いがない。お客さんがこれって言ってるからそれでいいじゃん。前から言ってるけど、案件を変えてほしい。それ以外の思いはない。」と言ったことがあります。普通に怒られました。なので、とても面倒くさいのですが「お前はどうしたいんだ」に対しては「ちょっと疲れたので、コーヒー飲みたいっすね」とか言ってる場合ではなく、相手が用意した土俵の上で答えないといけません。つらい。

【2つ目の罠】「お前」と言われているけど、「お前」じゃなくても良い

 「お前はどうしたいんだ」と言われますが、オリジナリティあふれる答えを用意しないといけないということは全くなく、「他の誰かが考えても同様の候補を考え、同様の結論に至るんだけど、今回は私めがその役目を仰せつかりました」という認識で良いです。これは業種や役職にもよるところが多いと思いますが、ホワイトカラーの1,2年目で、「俺様しか思い浮かばない素晴らしい計画」みたいなのは基本的にないと思います。最初のうちはおとなしく歯車になりましょう。きちんと歯車が出来るのは結構凄いことです。

【3つ目の罠】それ聞いてきた先輩上司は答えを持っていない場合がある

 「お前はどうしたいんだ」って聞いたきた先輩や上司が「どうしたいか」という意思を持っていないケースがあります。「聞いたお前には意思ないんかよ」って反論したくなりますが、「この件に関して、それを考えるのがお前の仕事」と言い返されて終わります。そういう人たちには、必要に応じて、結論だけではなく、結論に至った過程も添えて「きちんと考えましたよ」というのを示せば良いです。ツッコミが入ることがありますが、「間違ってる」という指摘ではなく、普通に疑問だから聞いています。なので、ツッコミが入っても臆せず答えましょう。とはいえ、彼らの中で「正解」を持っているケースもあるので、それは頑張って見極めてください。

 

それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ