仕事と人生と成長の話

 改めて書くほどのことでもないんだけど、大事だなって思うので書く回だよ。いきなり物理の話を書くんだけど、関係あるから、最後まで読んで🥺

物理が好きになった話

 ここは読み飛ばしてもらっても全然構わないのだけど、僕が物理を好きになったきっかけを書くよ。

 とある授業で「運動量保存の法則」*1というのを習いました。これ自体は「ふーん、そんなもんなんだ」という感じだったのですが、その前に僕は「力学的エネルギー保存の法則*2も習っていました。

 でね、例えば2つの物が衝突した場合、「運動量保存の法則」を使って衝突後の速度を求めるんですけど、そうやって求めた結果の速度で「力学的エネルギー」を計算すると「保存」されないのね。これに気づいた僕は浅はかにも「勝った🥴」なんて思ったわけです。*3

 で、先生に「これとこれって矛盾しませんか?」って聞いたら、「例えば、モノとモノがぶつかったときには音が出るやろ?それもエネルギーなんや。あとな、モノとモノがぶつかったらちょっと熱くなることもあって、それもエネルギーなんや」って言われて一発KOされました。直前まで「勝った🥴」なんて思ってたのに、コテンパンにされたわけです。でね、「めっちゃ考えられてるやん」ってなって物理が好きになりました。おしまい。*4

物理における仕事の定義

 さて、物理の世界に「仕事」という言葉があって、wikipedia先生ではこんな感じに定義されています。

物体に加わる力ベクトルと、物体の変位ベクトルの内積によって定義される物理量である。

 ざっくり書くと、変化がないと仕事は0だよね、ってことです。例えば、とある荷物を「山の麓から頂上まで運んだ」場合、仕事をしたことになるのですが、「山の麓から頂上まで運んで、改めて麓に戻した」場合、2倍ぐらい労力はかかってそうですが、始点と終点の状態が同じなので、仕事をしたことにならないのです。

現実世界の仕事

 現実世界の仕事は複雑怪奇で、「僕は何をやっているんだ?」ってなることもあるのですが、この「変化」をキーワードにすると幾分分かりやすくなるのかな、なんて思います。

 僕の場合だったら、資料を作った、ソースコードを書いた、上司やお客さんに納得してもらった、飲食店の人ならお腹が減ってる人を満腹にしてあげた、美味しい料理で笑顔にしてあげた、掃除の人なら汚い状態を綺麗にした等、です。

現実世界の仕事にとどまらない仕事の話

 この「変化」というのは仕事だけではなく、日常生活にも適用することが出来ると思います。

 その時間やお金を使って、何かを生み出しましたか?新しい能力が身につきましたか?成長しましたか?他者を笑顔にしましたか?

 なーんてことばっかり考えてると人生が疲れるので、ほどほどにね。

 

それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ

*1:ざっくり解説:物体の質量をm、速度をvとしたとき、運動量はmvで表すことができ、ある系に外部からの力が働かない場合、その系の運動量の総和は変わらないという法則

*2:ざっくり解説:位置エネルギー,運動エネルギー,弾性力による位置エネルギーの総和として表され、ある系に外部からの力が働かない場合、力学的エネルギーの総和は変わらないという法則

*3:昔から、人の主張の矛盾を突いて「ぐぬぬ」ってさせるのが好きな嫌味な奴でした

*4:それまで物理のことをなんだと思ってたんだ