インフルエンサーの高額商材に思うこと

 人を変え、品を変え、定期的に炎上するこの手の話。先日も、とあるインフルエンサーが出したnoteが高い、というような形で少し燃えていたように思います。それについて書きたくなったので書く回だよ。

我々はどういう時にお金を使うのか

 まず、我々がお金はどういうときにお金を使うのかを考えましょう。そして巷の意見とは逆に「高額でも良いんじゃない?」というようなコメントをしていきます。いろんな見方があるからこそ面白いのです。

価値の交換

 衣食住に始まり、身の回りにあるすべてのモノは僕たちが便益を受けるために存在しています。受けることができる便益と値段が見合っていると思った時に、僕たちはそれを購入するのでしょう。

 ブランド物は、純粋な機能と値段を比べたら、値段が高いという判断になりますが、機能の他に気分を上げてくれる、話題になる、というような価値を提供しています。インフルエンサーの高額商材にも「この人から買った」や「ブームに乗ってる感」という価値が上乗せされているのかもしれません。*1

応援したい・仲良くなりたい・ありがとうの対価

 アイドルを応援したり、意中の女性にご飯をご馳走したり、日頃からお世話になってる人にプレゼントしたり。インフルエンサーの高額商材にも商材のみに対する値段だけではなく、「普段から楽しませてくれて/有益な情報を発信してくれてありがとう」という値段が含まれているのかもしれません。他にも、インフルエンサーに「高額商材を買ってくれた人」と認知してもらえるかもしれません。

自分へのコミットメント(吸収率があがる)

 例えば、プログラミングや英語、ダイエット等、本を読むんで1人で頑張ればより少ない金額で達成出来るかもしれないものに大金を使うことがあります。もちろんそれは他者に指導してもらうために必要なお金*2だったりするのですが、使った本人としては覚悟のためのお金なのかもしれません。

インフルエンサーってインフルエンスしてて凄い

 そもそも大前提として、法律や所属している組織の規約を破っていなければ、誰が何を作り何円で売っても自由なのです。もちろん我々には買う or 買わないの選択が出来ます。それだけの話なのです。

 「高額」で炎上する所以は内容と値段の乖離が大きい場合だと思うのですが、それで困るのはそういう商材を出して信頼を落とした彼らであって、我々ではないのです。

 それでも炎上してしまうのは、おそらく下記のような感情があるのかなと思います。

  • その商材を買うことで後悔する人を減らしたい
  • インフルエンサーが不当に利益を取るのを阻止したい(彼らが低レベルなコンテンツで楽に金持ちになるなんて許せない、という嫉妬心のようなもの)

 そして、これらの感情は商材を買う人がいるということが前提になっているのですが、「世界のどこかにその商材を設定された値段で買う人がいる」と思わせてしまうことこそがインフルエンサーの凄さでもあるなと思うのです。だって、普通の人が商材を作ってもなかなか買ってもらえないからね。今日もインフルエンスしてて凄い👏

 

それでは、ごきげんよう(゚∀゚)アヒャ

*1:それが真に価値があるかどうかはさておき🙄

*2:他人を動かすにはお金がかかるのです💸